スルガ銀行 不正の事実-015 銀行法規制違反
2018年9月7日に公表された、スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書によると、スルガ銀行はローンの内容の説明や書類の受領を全て不動産業者を通じて行なっていたと記載されています。
これにより、書類については作成経緯が不明確となり、書類の偽装が蔓延するようになりました。また、不動産業者がローン説明を行なうことで十分な説明がされず、無担保ローンの抱き合わせ販売が数多く実施されていきました。
このように、融資や定期預金の内容についての説明を専ら銀行代理業の許可を得ていない業者に委ねていた行為は、銀行法の銀行代理業規制違反に該当する可能性が高いものであります。
不動産業者が無担保ローンや定期預金の設定が融資条件であるように顧客に説明した結果、顧客は必要以上の負債を背負うことになり、多くの被害者を生むことになりました。
(参考サイト)スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書(121/338ページ)
https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/pdf/20180907_3.pdf