二度と悲しむ人が出ませんように
私は現在49才、関東在住で夫と二人家族で暮らしております。スルガ銀行からは私と夫の2名で融資を受けております。融資を受けた当時は住宅メーカーに勤務しておりましたが、体調不良や義母の介護もあり現在は退職しております。
知人の紹介
2015年2月付で富山県にあるマンションを1.1億円で購入する契約をし、スルガ銀行から1.2億円の融資を受けました。
続けて同年6月付けで 新潟県にあるマンションを1.3億円で購入する契約をし、スルガ銀行1.4億円の融資を受けました。
どちらも諸経費込みでスルガ銀行が融資してくれたので、購入当時は良いマンションを購入できたのだと思っておりました。
今はそのスルガ銀行へのローンの返済のため苦しみ続けており、毎月「今月は修繕でいくらお金が掛かるのだろう」と心配で、通帳を見ながら精神的に不安な日々を過ごしています。
購入のきっかけは、夫婦で働いていたものの、忙しくて体調を崩すことも多く、自分たちの最低限の生活と老後の資金があれば良いので定年より早く会社を辞めて慎ましく暮らすことができればいいね、と夫婦で相談していたことでした。
2014年12月頃に知人が地方のマンションをスルガ銀行で融資を受けて購入したと聞いた事から、不動産で年金代りに老後の資金を、と考えるようになりました。
その後、知人に販売会社Pを紹介してもらい、P社から今回購入した富山と新潟のマンションの紹介を受けました。
融資実行の瞬間に本人が同席しないまま融資が実行される
新潟のマンションの購入前にはP社主催の個別相談付き資産形成セミナーにも参加しました。その場で紹介された物件は購入には至りませんでしたが、どのマンションも「融資アレンジ付き」とのことで、いずれもスルガ銀行で融資可能、自己資金は必要なく購入できるとの説明を受けました。
当初、スルガ銀行の融資の条件は年収700万円以上と聞いていましたが、その頃の私の年収は700万円には足りないものでした。P社の担当からは「夫が連帯保証人になれば問題ない」と言われました。スルガ銀行の担当からも同様に問題ないと言われました。
富山のマンションも新潟のマンションも、紹介された際にスルガ銀行での融資としか言われませんでした。恐らく最初からスルガ銀行の融資が出るように不動産会社と結託して物件の売買金額や家賃設定がされていたのだと思います。
購入~融資実行までは全て販売会社と銀行の指示で進み、融資実行の際にも私が同席することはありませんでした。
しかし後日調べたところ、通常は決済時には本人が立ち会うものだと分かりました。何故に本人が立ち会わずに決済できるのか、スルガ銀行のやり方に対して疑問が残ります。
管理会社からの連絡に怯える日々
富山のマンションも新潟のマンションも築年数が古く、修繕に大変お金がかかります。融雪のための水道代だけで既に数百万円を支払っています。大雪のニュースを見る度に辛い気持ちになります。
設備も古く、何かあると100万円単位でお金がかかります。管理会社さんには申し訳ないのですが、電話の音に怯えております。
電気や水道、消防など全体の設備等も交換時期が来ておりますが、同時にはできないので修繕に優先順位をつけて直そうとしましたが計画通りにはいかず、突発的に何かが壊れて毎年200万円程の費用が発生しています。
また、居住者が退去した部屋のリフォームに1部屋200~300万円ほど掛かっています。お金がないのでリフォームできず、入居者の募集ができません。資産形成などほど遠く、いつもお金がなく綱渡りの状態が5年以上続いています。
入居者に迷惑がかからないようにと、なんとか頑張って賃貸経営を行なっておりますが、退去や建物の不具合の度にかかってくる管理会社からの連絡に怯え、夫婦の間でも何故こんなことになってしまったのか、と喧嘩が絶えない日々です。
後悔の日々
会社員のうちに資産形成を、と考えていましたが、現在私は体調不良や義母の介護もあり退職しており、また夫も自身の体調不良と義母の入院等が重なり退職しています。
資産形成どころか、管理会社さんからの修繕報告や退去の連絡などに怯え、このままでは自宅を売って購入したマンションの一部屋に引っ越すしかないのではないか、住み込みをして自分で管理や修繕をして少しでも支出を抑えて自分が死ぬのかローンの返済が終わるのか、いずれかを待つしかないと毎日悩む日々です。
家族もバラバラになってしまい親の入院代も快く払ってあげられない今の状態がとても苦しく、2015年の購入前のことを思い出したり夢に見たりし、毎日憂鬱で家の中も暗く、悩んで外出できないこともあります。周りの人たちが指をさして笑っている気がするのです。
あと何年この状態が続くのだろう、どうして購入してしまったのだろう、自分を信用してくれたのに巻き込んでしまった主人にも申し訳ないと自分を責める気持ちでいっぱいです。