スルガ銀行 不正の事実-011 担保評価額の120%までの融資

2018年9月7日に公表された、スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書によると、スルガ銀行は融資審査において、担保評価額の120%までであれば融資を実行することを運用ルールとしていたことが記載されております。

スルガ銀行が、融資限度額を担保評価額の100%ではなく、120%に引き上げた理由は、融資機会を逃すことなく確実に融資を実行するためでした。

スルガ銀行は、担保価値以上の融資を実行することで、スルガ銀行 不正の事実-005でも紹介していますように、より多くの融資を実行できるようになり、結果として過剰な営業ノルマの達成の一助になりました。
その結果、本来融資されるはずのない物件に対し、本来の価値以上の融資が行われ、多くの不正融資被害者が生まれることになりました。

(参考サイト)スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書(147/338ページ)
https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/pdf/20180907_3.pdf