日々自殺を考える絶望の淵

掲載日:2022年3月20日

私は、1980年生まれの41歳です。
大学を卒業し、現在はIT系企業にて管理職として働いております。家族構成は、妻、子供二人となります。

初めての不動産投資なのに一切の説明も無かった!

子供が生まれ家族が増えたことをきっかけに、不動産(収益物件)取得の検討をしたことがはじまりでした。
情報収集のためスルガ銀行共催のセミナーに参加し、いくつかの不動産業者等と面談を実施しました。
その中で、「初期費用ゼロ、ローン完済までの期間における家賃収入はサブリースの完全固定で保証される」という中古1棟物件を紹介されました。不動産は全くの無知でしたが、銀行側が十分精査した物件であり、融資も問題ないということでしたので契約を検討いたしました。
1棟目の売買契約は不動産業者のオフィス内の一室で行われました。立ち会い人はスルガ銀行担当者に司法書士、そして不動産業者の担当者でした。
現地では契約書等はすべて準備されておりましたが、十分な説明は一切なく、ただ書類に印鑑を押していくだけという状況でした。

この時、スルガ銀行担当者からも一切のリスク説明もありませんでしたが、返済が滞った時に一番被害を受けるのは銀行なので、リスクの説明が無いということは銀行も問題ないと判断しているからなのだと思っていました

違法な抱き合わせ販売をフルラインナップで!

なお、契約時にはあろうことか、抱き合わせ販売を複数契約させられました。
・無担保のフリースタイルローン(1000万円)
・年会費6万4千円のクレジットカード
・団体生命信用保険以外の生命保険
・500万円ほどの自動貸越口座のローン契約
・定期積金預金(毎月20万円程)
を全て契約させられました。
スルガ銀行担当者からは全て融資の条件ですからと有無を言わさず契約させられた事を今でもはっきりと覚えています。

2棟目の売買契約時も内容や状況はほぼ同じで、スルガ銀行からはリスクに関する説明はおろか、なぜこの物件及び個人に融資をするに至ったかの理由や評価、収支計画のシミュレーション等の説明も一切ありませんでした。
そしてこの時には、抱き合わせ販売として外貨建ての生命保険へ加入させられました。

当時の私は不動産経営に関して、経 験も知識もほとんど無く、逆にそのようなリスクの説明がないことに、安心してスルガ銀行を信用していたのです。しかしこれこそがスルガ銀行が無知な消費者を被害に陥れる手口だったのでしょう。

数百万円の自己資金が6,000万円以上に!

スルガ銀行への資料開示によって、以下の通り合計6,300万円分にも上る自己資金の改ざんが明らかとなりました。

2物件で1億6000万円以上の被害額!

被害金額については、以下の通り1億6347万円にも上ります。

絶望の淵・・・

子供のため、家族のためにと始めたことでしたが、スルガ銀行に付け込まれ、食い物にされ、とんでもないことになってしまいました。家族にも迷惑をかけ、不安にさせてしまい、関係も何か後ろめたくなり、現在は半ば家庭崩壊の状況にあります。
子どもの教育費やローンへの貯えも使い果たすことは目に見えており、会社員給与で補填してもしきれなくなることも目に見えております。であればやはりもう本当に自殺でもして、団体生命信用保険で家族に何かを残すことがせめてもの報いになるのではと考えてしまうこともありました。
最近は如何に迷惑をかけない死に方ができるかということを考え出しており、本当に自分でも異常な状況であると感じております。まさしく絶望の淵にいる感覚です。
以前のような平穏な家族の暮らしに戻りたい、ただそれだけが望みです。どうかスルガ銀行には被害回復に向けて被害者と真摯に向き合って頂きたいです。

<編集部コメント>

スルガ銀行の態度は本当に許し難いもので、誠意がありません。金融庁からの指導が入っているにも関わらず、かつ不正融資があったことを認めているにも関わらず、いかにやりすごすか、時間をかけて風化させるか、事例のような弱小個人をいかに潰していくかという態度がありありと見て取れます。
社会通念上、上場企業として明らかに異常な行為であり、これらは社会的信用を裏切るものです。個々の行員においても人間的行動レベルに問題があり、経営責任は当然のこと、株主や社会に対する重大な背任行為であります。
スルガ銀行は素直に過ちを認めて不正の膿を出し切り、被害者一人一人にしっかりと真摯に向き合って対応してほしいと切に願います。
それが出来たとき、被害者も社会もその姿勢を認めることができ、スルガ銀行の本当の再建の芽が出る可能性があると考えられます。