スルガ銀行 偽装の実態-055 原本の写しに相違ありません-034
この資料は、スルガ銀行不正融資による被害者が、スルガ銀行名古屋支店から開示された融資審査資料の1つです。
スルガ銀行名古屋支店から開示された預金通帳の預金残高に改ざんがあります。
右側の被害者が所有している「三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)の預金通帳」では、H29/10/19時点の預金残高は69円となっておりますが、左側のスルガ銀行名古屋支店から開示された預金通帳では同日時点の預金残高は31,525,322円に改ざんされています。また、預金通帳の原本を提出していないにも関わらず、スルガ銀行行員による原本確認が行われた旨の押印がされているのです。
3,150万円の自己資金の改ざんが行われていることは、融資審査時にスルガ銀行が原本を確認すればすぐに判明することです。それにもかかわらず、スルガ銀行名古屋支店の行員2名は預金通帳の原本を確認することもなく「原本の写しに相違ありません」というスタンプ及び行員の確認印を押印しております。
つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、スルガ銀行行員自らが積極的に資料改ざんに関与していたことが、この資料からよくわかります。
不正の事実-005でも示した通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。