スルガ銀行 不正の事実-001
スルガ銀行は家賃設定が偽造されていたのを知っていた

スルガ銀行不正融資被害者の融資の対象となるアパートやマンションの賃料の多くが、不当に高く設定されていました。スルガ銀行はこの事実に気が付いていたのでしょうか?答えはYESです。

2018年9月7日に公表された、スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書によると、融資管理部は「設定家賃の妥当性に十分な調査が必要」と記載した「出口からみた気づき」と題する資料を2015年10月5日に作成しています。

また、融資管理部は同資料にて、満室想定での返済原資の算出に対する疑義、レントロールの妥当性への疑義、担保評価額と実勢価格との乖離等、「収益不動産ローン全般に共通する問題点」を指摘しています。

このことから、スルガ銀行は遅くとも2015年10月5日の時点で、不動産業者が持ち込む物件の設定家賃の妥当性がなく、不当に高く設定されていたのを知っていたにも関わらず、その事実に目を背け融資を実行し続け、不正融資の被害を拡大させていたといえます。

(参考サイト)スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書(154/338ページ)

https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/pdf/20180907_3.pdf