スルガ銀行 不正の事実-002
スルガ銀行は融資申請時の家賃が相場と乖離していた事実を知っていた!

2018年9月7日に公表された、スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書によると、2015年11月30日に行われたセンター長会議にて、「地域相場とレントロール(※1)が乖離しているケースが多い」との指摘がされております。

この直前の2015年10月5日には、融資管理部が「出口から見た気づき」において、担保評価額と実勢価格との乖離等、「収益不動産ローン全般に共通する問題点」を指摘しています。

このことから、スルガ銀行は遅くとも2015年11月30日の時点で、不動産業者が持ち込む物件のレントロールが水増しされている可能性を認識していたのです。レントロールの水増しにより物件価格が不当に釣り上げられている可能性を認識しながらも、スルガ銀行は営業成績拡大のために融資を実行し被害を拡大させていったのでした。

※1レントロール:賃貸中の家賃や入居状況を一覧化したもの

(参考サイト)スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書(29/338ページ)

https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/pdf/20180907_3.pdf