スルガ銀行 不正の事実-006 スルガ銀行行員は不動産業者からキックバックを受け取っていた

2018年9月7日に公表された、スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書によると、スルガ銀行の行員は不動産業者からキックバックを受け取っていたことが公表されております。行員が出張して金消契約を行った場合、不動産業者から交通費の名目で実際の交通費を大きく上回るキックバックを金額を受け取っていたことを、銀行員同士のメールから判明しております。

スルガ銀行のコンプライアンス部が行ったヒアリング調査によると、ヒアリング対象の半数以上の行員が、不動産業者から飲食店やクラブでの接待を受けていた結果が出てきております。第三者委員会が行った調査にて「キックバックの話が出るとまずい」といった行員間のやりとりが見つかっているように、第三者委員会でも不正の隠蔽を試みていたことが判明しています。

スルガ銀行 不正の事実-005でも示しておりますが、スルガ銀行は不動産業者が連れてくる顧客に対して融資を1円でも多く実行することで、行員の業績を上げるだけでなく、不当に高い売買金額を手にした不動産業者からキックバックを受け取っていたことになります。

(参考サイト)スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書(123/338ページ)

https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/pdf/20180907_3.pdf