スルガ銀行 不正の事実-018 不正行為等の多様化

2018年9月7日に公表された、スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書によると、スルガ銀行で行われた不正行為等は多岐に亘っていたことが指摘されています。

自己資金確認資料をはじめとする債務者関係資料の偽装、レントロール偽装やカーテン偽装等を含む物件関係書類の偽装など、多様な偽装が存在しました。

これらの偽装について、少なくともスルガ銀行行員アンケートの回答者の内126名が、偽装を知っていたにも関わらず融資を実行したことが明らかになっております。

スルガ銀行は、その過剰なノルマを達成するために、スルガ銀行が債務者を探索するのではなく、不動産業者に債務者の探索を任せていたことが、不正の温床につながったと、第三者委員会調査報告書において指摘されております。

その結果、不動産業者の管理の不徹底が生まれ、本来融資されるはずのない物件や顧客に対し、本来の価値以上の融資が行われ、多くの不正融資被害者が生まれることになりました。

(参考サイト)スルガ銀行株式会社 第三者委員会 調査報告書(192/338ページ)
https://www.surugabank.co.jp/surugabank/kojin/topics/pdf/20180907_3.pdf