スルガ銀行 偽装の実態-036 原本の写しに相違ありません-016
この資料は、スルガ銀行不正融資による被害者がスルガ銀行から開示された、融資審査資料の1つです。
スルガ銀行から開示された三菱東京UFJ銀行(現 三菱UFJ銀行)の預金通帳に改ざんがあります。
右側の被害者が所有している「三菱東京UFJ銀行の預金通帳」では平成29年9月6日時点で1,107,415円の預金残高となっておりますが、左側のスルガ銀行から開示された預金通帳で同日時点では81,107,717円の預金残高があるように改ざんされています。また、預金通帳の原本を提出していないにも関わらず、スルガ銀行行員による「原本の写しに相違ありません」というスタンプ及びスルガ銀行行員による押印がされているのです。
8,000万円の自己資金の改ざんが行われていることは、融資審査時にスルガ銀行が原本を確認すればすぐに判明することです。それにもかかわらず、スルガ銀行行員は、預金通帳の原本を確認することもなく自己資金の確認を行った旨のサイン、及び押印をしております。
つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、スルガ銀行行員自らが積極的に資料改ざんに関与してことが、この資料からよくわかります。
不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。