組織的な不正を行う金融機関は許せない!!
私は、1966年生まれ、現在55才です。
大学を卒業後、金融機関に入社し、現在は管理職として働いています。家族構成は、妻と大学生の息子2人の4人家族です。
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①・②大分の2物件同時購入
私は2016年12月、大分県大分市にあるRC造3階建のアパート2棟を9100万円で購入する契約をし、そのためにスルガ銀行から同年同月に9900万円の融資を受けました。
③札幌の物件
続いて私は2017年3月に札幌市東区にある鉄骨造8階建のマンションを14500万円で購入する契約をし、そのためにスルガ銀行から同年同月に15700万円の融資を受けました。
不動産融資の実績でスルガ銀行を信じてしまって・・・
そもそものきっかけは、ある時に目に留まった不動産業者Mのメルマガの登録を行ったことによります。それから3年近く毎日届くメルマガを愛読していました。
50歳を前にしたある日、今が一つの始めるタイミングになるのではと考え、2016年11月27日に不動産業者MのM社長と営業担当のOと会いました。その後、10日ほどで大分の物件の紹介を受けました。
空室率の高さ等に不安を感じましたが、Oは「スルガ銀行がこれだけの価値があると事前査定しています」と言いました。それまでにも、スルガ銀行が不動産融資に実績があることは耳にしており、何より「地銀の中でもトップクラスのスルガ銀行が認める物件なら大丈夫だろう」と感じたことが決定要因となり、購入を決断いたしました。その後の手続きもスムーズに進み、その時点では疑いを感じることはありませんでした。
札幌の物件③については、不動産業者Mから早期に2物件・3物件目を取得することがリスク分散に繋がる、との話を受けて購入を決めました。
スルガ銀行の行員と会ったのは融資契約時のみでした。スルガ銀行の行員は融資書類の手続を淡々と進めるだけであり、投資用不動産に関わるリスク等について一切説明はありませんでした。
購入してから1年ほどで退去が続出し、スルガ銀行へのローン弁済の半額にも満たない賃料収入となりました。更に一部屋当たりの賃料を購入時より1割以上は引き下げないと借り手がつかない状況であり、毎月数十万円の持ち出しとなりました。
現地の状況を把握するため、管理会社と対策を話し合うため、更に動きの悪い管理会社を変えるため両物件とも遠方ですが、何度も現地に足を運びました。空室を埋めていくためにいくつもの現地の管理会社に飛び込み、話しを聞いてもらいました。
※この口座に関しては、右の通帳の取引が全てですが、左の開示資料によると口座開設前から取引が始まっており、残高も大幅に水増しされています。また、この口座の他にも預金残高が改ざんされた資料が確認されております。
口座残高の偽造融資までの短い日数など明白なスルガ銀行の関与
後から思えば、「不動産業者M」と「スルガ銀行」の行員が事前に結託していたことは明らかです。大分の物件も先に積算価格が設定されており、それに見合う融資条件・必要書類を整えていった流れがあります。そこに私のようなスルガ銀行が積算した物件、ということで信頼してしまった人間を、スルガ銀行と不動産業者がはめていったという構図です。不動産業者が私の口座残高・頭金を偽造したことに加え、レントロール・「空室に関する覚書」も含めて事細かな条件を仲介業者だけで整えられることはあり得ません。当時、空室率64%の物件にも関わらず、物件紹介からわずか10日ほどで融資の申込を銀行が受け付けたことを含めて、銀行側の積極的な関与は明白です。
また、購入後に物件を見たところ、何年も放置されていたと思われるハチの巣が出来た絨毯がベランダに掛かっていたり、1階の廊下に埃のかぶった段ボールが放置されていたり、と銀行が現地調査を行ったとは思えないありさまでした。コンプライアンス重視の時代に、同じ金融機関に勤める者として、これまで書いてきたようなことを、組織を挙げて行なっていたスルガ銀行を、私は到底許すことが出来ません。
眠れぬ夜 自殺を考える日々
2件目の融資を受けてから約1年が経過した頃に、シェアハウス事件が世間を騒がせるようになりました。ほどなくして私自身の融資も同様、いや、もっとひどい事例だと自覚しました。このままでは自己破産するしかないのではないか、いや、家族のため自殺して団体信用生命保険で借金を返済して金銭面で迷惑を掛けることをなくした方がよいのではないか、と考えるようになりました。返済に対する不安により眠れぬ夜を幾晩も過ごしました。夜中・朝方にうなされ飛び起きることも続きました。
仕事にも影響を及ぼしました。業務中にも、どのように返済していけばよいのか、何か副業でもして返済能力を高めた方がよいのではないか、等とりとめもなく考えるようになっていきました。寝不足からの疲れも相まって普段ではありえないミスを犯し信頼を失ったこともありました。
その後、弁護士に相談したところ、何故そんな話しに乗ってしまったのだ、ネットを調べればスルガがおかしなことしていることはすぐに分かっただろう、と突き放されました。更に別の弁護士に相談したところ、自己破産を前提に考えた方がよい旨の説明を受けました。
そのたびに打ちひしがれ、絶望的な気持ちに襲われました。「やはり駄目なのか」「光も見えない」いつまでも闇の中にいてそのまま囚われていく感覚がしました。しかし、家族を想い耐えてきました。
不正は認めても謝罪をしないスルガ銀行
自ら行ったこととは言え、家族に対する負荷は耐え難いものがあります。スルガ銀行は不正を行ったことを認めつつも、それに対する明確な謝罪もなく、被害者を追い詰めております。その姿勢は、もはやこの世に存在する意義すらないと感じます。今この時でも全国で私と同様に苦しんでいる人が何千人もいるはずです。1つの銀行の犯した不正により、多くの被害者が、その家族が苦しみ続けています。また、多くの組織で中核として活躍している人材が不正融資の対応のため多大な労力を奪われています。その被害者の所属する組織のみならず、大きな社会的な損失を生んでいます。スルガ銀行には我々と争うことなく、早期に具体的な解決に向け動き出すことを望みます。それがせめてもの償いだと思います。