スルガ銀行 偽装の実態-003 融資審査資料の改ざん

この資料は、スルガ銀行不正融資による被害者がスルガ銀行から開示された、融資審査の資料の1つです。

スルガ銀行から開示されたみずほ銀行の入出金明細照会に改ざんがあります。被害者が保有しているみずほ銀行の口座番号の下3桁は「355」であるにもかかわらず、スルガ銀行から開示された入出金明細照会には「335」と記載されております。もちろん2015年7月20日に手付金として振り込んだとされている10,000,000円も改ざんされたものです。被害者が所有している口座番号をもとに不動産業者が入出金明細を偽造しようとしたところ、口座番号を間違えて書類を作成してしまったということがわかります。そして、その偽造書類を何ら原本の確認を行うことなく融資審査が通過してしまっております。

つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、積極的に資料改ざんに関与していたことが、この資料からよくわかります。

不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。