スルガ銀行 偽装の実態-002 時をかける通帳

この資料は、スルガ銀行不正融資による被害者がスルガ銀行から開示された、融資審査の資料の1つです。

スルガ銀行から開示された三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)の入出金明細照会に改ざんがあります。照会期間が2013年9月22日~2013年10月21日となっているにもかかわらず、照会画面に表示されている日付は期間外の2013年10月23日~2013年11月21日となっており、日付の辻褄が合っていない人為的なミスがあることがわかります。
また、2013年10月21日 00時46分現在と記載されているにもかかわらず、照会画面には2013年10月23日~2013年11月21日の期間が表示され、更に右上に記載されている、印刷日時と思われる日付は、1ヶ月後の2013年11月21日0時50分を示しており、これも書類改ざん時の見落としによるミスが見られます。

偽装の実態-001でも示した通り、スルガ銀行の行員は、原本確認を一切せず行員の営業成績のために不動産業者と手を組み改ざんを指示・黙認していたことが、この資料からよくわかります。日時が不整合であることは、素人の私が見ても気づくことができます。

不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。