スルガ銀行 偽装の実態-011 パラレルワールド-002
この資料は、スルガ銀行不正融資による被害者がスルガ銀行から開示された、融資審査の資料の1つです。
スルガ銀行から開示された融資審査資料の預金通帳のコピーに改ざんがあります。
この被害者、2014年8月、2015年10月にそれぞれアパートを購入しているのですが、双方の融資審査時に同じ通帳がそれぞれ改ざんされていました。
左側の審査資料では、2014/6/10に8,917,530円の残高があることになっておりますが、右側の審査資料では同日に10,917,530円の残高があることになっています。
左右の銀行、支店及び口座番号は同一であるにもかかわらず、同日に相違した残高があることになっております。
これは同じ通帳をそれぞれ改ざんしたため、2度目の改ざん時に過去の改ざん内容を考慮しなかったために起こった矛盾です。
もちろん、スルガ銀行は原本確認を行っておりませんので、この改ざんは全く発見されることなく無事に融資が実行され、スルガ銀行の営業成績向上に寄与したのでした。
つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、スルガ銀行行員自らが積極的に資料改ざんに関与してことが、この資料からよくわかります。
不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。