スルガ銀行 偽装の実態-004 入居偽装の実態
この写真は、スルガ銀行不正融資による被害者が現地の物件を訪れた際に撮影した、スルガ銀行による入居偽装の証拠写真の1つです。
丈の合わないカーテンや急いでカーテンを取り付けた形跡が購入時に入居中と説明をされていた部屋(実際は空室だった)から発見されています。
不正の事実-010に記載の通り、スルガ銀行では。融資の稟議申請を行う前に、物件の現地調査を営業本部の行員(1億円以上の物件であれば部長クラス、1億円未満の物件であれば所属長クラス)が確認するルールとなっていました。行員は現地調査をすり抜けるために物件の調査者が現地に向かう日時を不動産業者に事前に教え、部屋にカーテンを引かせることで入居中の部屋に見せるための偽装工作を行い、売買金額及び融資額を引き上げておりました。
中には現地調査の日時と不動産業者の都合が合わず、スルガ銀行行員自らがカーテン偽装を行うというメールのやり取りが不動産業者から見つかっております。スルガ銀行はこのようにして偽装した賃料表(レントロール)の嘘がバレないように不動産業者と結託して辻褄を合わせるための偽装工作を行なっていたのです。
つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、積極的に資料改ざんに関与していたことが、この資料からよくわかります。
不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。