スルガ銀行 偽装の実態-007 家賃を1.7倍に水増し

この資料は、スルガ銀行不正融資による被害者がスルガ銀行から開示された、融資審査の資料の1つです。

被害者が不動産業者から手渡された賃料明細表は8部屋の空室にもかかわらず、スルガ銀行から開示された賃料明細表によると、2部屋の空室偽装されされ、月額家賃は1.7倍に水増しされております。

もちろんこの賃貸明細表はスルガ銀行による偽装が行われております。偽装では無いとしたらスルガ銀行からの開示資料にある「平成28年3月10日現在」から、被害者の手元の資料「平成28年3月23日」の間に、一気に6部屋の退去が発生したことになりますが、もちろんそのような事実はありませんでした。

この偽装を可能にしたのは、不正の事実-010偽装の実態-004に記載の通り、スルガ銀行が入居偽装に積極的に関与していたからです。
この賃料明細表は、偽装の実態-006で示したフォーマットと全く同じです。別の不動産業者から提出された賃料明細表のフォーマットがここまで同じことがあるのでしょうか?

つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、スルガ銀行行員自ら積極的に資料改ざんに関与していたことが、この資料からよくわかります。

不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。