スルガ銀行 偽装の実態-034 レントロール改ざん+内容確認印

この資料は、スルガ銀行不正融資による被害者がスルガ銀行から開示された、融資審査資料の1つです。

スルガ銀行から開示されたレントロール(賃料明細表)に改ざんがあります。
右側の被害者が所有しているレントロールでは307号室は空室であるにもかかわらず、左側のスルガ銀行から開示されたレントロールでは、307号室は賃貸中と記載されております。また、賃貸中となっている部屋についても、スルガ銀行から開示されたレントロールでは18部屋中13部屋で家賃が改ざんされておりました。
更にスルガ銀行から開示されたレントロールには「賃貸借契約書原本写し受領し内容確認いたしました」というスタンプと、スルガ銀行行員による押印が押されております。

このように賃料を偽装することで高値づかみさせ、合わせて高額の融資をすることで、不動産業者とスルガ銀行は互いに利益を上げていました。もちろん、その利益は被害者から奪い取ったものです。結果として融資額に見合わない物件を運営せざるを得なくなったことにより、返済不能に陥った被害者が大量に発生してしまいました。

この偽装を可能にしたのは、不正の事実-010に記載の通り、スルガ銀行が入居偽装に積極的に関与していたからです。

つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、スルガ銀行行員自ら積極的に資料改ざんに関与してことが、この資料からよくわかります。

不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。