スルガ銀行 偽装の実態-042 原本の写しに相違ありません-022

この資料は、スルガ銀行による不正融資の被害者がスルガ銀行から開示された、融資審査資料の1つです。

スルガ銀行から開示された三井住友銀行の預金通帳の預金残高に改ざんがあります。
右側の被害者が所有している「三井住友銀行の入出金明細」では平成27年8月28日時点で861,672円の預金残高となっておりますが、左側のスルガ銀行から開示された預金通帳では同日時点で9,861,672円の預金残高があるように改ざんされています。また、預金通帳の原本を提出していないにも関わらず、スルガ銀行行員による「原本の写しに相違ありません」というスタンプ、行員自署による署名及び押印がされているのです。

つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、スルガ銀行行員自ら積極的に資料改ざんに関与してことが、この資料からよくわかります。

不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。