スルガ銀行 偽装の実態-046 原本の写しに相違ありません-026

この資料は、スルガ銀行不正融資による被害者がスルガ銀行から開示された、融資審査資料の1つです。

スルガ銀行から開示された三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)の入出金明細に改ざんがあります。
下側の被害者が所有している「三菱東京UFJ銀行の入出金明細」では2016年2月9日から2016年3月30日まで674円の預かり残高となっておりますが、上側のスルガ銀行から開示された入出金明細では期間内の2016年3月8日時点で22,115,819円の預かり残高があるように改ざんされています。

2,200万円の自己資金の改ざんが行われていることは、融資審査時にスルガ銀行が原本を確認すればすぐに判明することです。それにもかかわらず、スルガ銀行 新宿ハウジングローンセンター長は、預金通帳の原本を確認することもなく「原本の写しに相違ありません」と自ら自己資金の確認を行った旨のサイン、及び押印をしております。

つまり、不正の事実-007に記載の通り、スルガ銀行の行員は「不正を行わなければ融資ができず、営業の数字が作れない」という理由で、スルガ銀行行員自ら積極的に資料改ざんに関与していたことが、この資料からよくわかります。

不正の事実-005でも示してた通り、行員の営業成績を上げるために、本来融資をしてはいけない顧客や物件に対して、このように審査資料を偽造して融資を行い、結果として多くの不正融資被害者を生むことになりました。